ネットラップヘッズから見るヒプノシスマイク
こんにちは風蘭人形です。
Twitterのフォロワーさんなんかは知ってるかも知れませんがヒプノシスマイクというコンテンツに沼りました。
あるきょーさん達の二次創作をきっかけにヒプノシスマイクという物を知り、興味本位でうっかり本家を覗いて見たらこれがもうとんでもない底なし沼でした。どっぷり持ってかれました。アーイ🙌
ヒプノシスマイク(以下ヒプマイ)とはなんぞ?という方の為に説明しておくと昨年9月に発足した男性声優×ラップバトルというコンセプトの音楽制作企画です。現在は曲、ボイスドラマ、ニコ生、ライブ、グッズ展開などが中心でアニメや漫画、ゲームはない比較的生まれたてのコンテンツです。
設定としては
「H歴 武力による戦争は根絶された…争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。その名も【ヒプノシスマイク】このマイクを通したリリックは人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にすることが可能になる」(公式サイトより)
となっており、3人1組のクルー4組が自分の街を背負って戦う言わばラップバトルによるガチの陣取り合戦です。
4組はそれぞれイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュクのクルーで(地名)ディビジョンで呼ばれてます。
そして今回はネットラップヘッズの自分の視点からみたヒプマイの魅力や改善点、今後の期待などを同じネットラップヘッズに向けて書き綴りたいと思います。
ヒプマイの魅力
1.曲がガチ
まず最初に伝えたいのは曲がガチだという事です。「声優が出てるんだしどうせアイドルみたいな似非ラップやるんだろ?」とか思ったそこのあなた!作詞でKEN THE 390やサイプレス上野、UZIが参加したと聞いても同じこと言えますか!?
そう、制作陣がガチなんです。こんな面子をオファーするんだからラップ好きもハマれます。
とりあえずアンセムソングのURL貼って置くんで聴いてみてください。
https://m.youtube.com/watch?v=kJ-SE6dhjAg
個人的にはシンジュクディビジョンの観音坂独歩の「チグリジア」という曲が昔のニコラップみがあって好きです。
2.制作陣が豪華
さっきも言及しましたが、この曲制作陣がめっちゃ豪華なんです。
さっき言ったメンバーはもちろんPERFECT FUMAN作詞の藤森慎吾やTMではRhymeTubeさんも参加してます。
他にも凄い人はいるんでしょうけど自分ネットラップ以外はあまり知らないのであとは自分の目と耳で確かめて下さい。とはいえ現場の方にあまり詳しくない自分ですら分かるような豪華なメンツというのは間違いないです!
3.キャラが豊富で濃い
既に記述した通り3人1組のクルーが4組、つまり12人のキャラクターがいるんです。つまりこれが何を意味するかと言うと幅広い曲制作がされるという事です。
オタクな萬屋、家族思いなヤクザ、ショタっぽいデザイナー、悲観主義な医師
4組の代表キャラを簡単に表現しましたがここじゃ書ききれないくらいキャラが濃く、それがそれぞれのVerseやソロ曲にも反映されてくる訳です。ハマらない訳ないでしょ!
ちなみに東西回胴連が好きな方はシブヤディビジョンの有栖川帝統のソロ「3$EVEN」を聴いてみて下さい。タイトルから分かる通りガッツリパチスロです。
ここまでヒプマイの魅力を存分に語った訳ですが、やはり駆け出しのコンテンツなせいか不十分な点もあります。今回はそこも書いておこうと思います。
とりあえず曲が安定してないの一点に尽きます。
確かに制作陣も豪華ですし、声優さんも歌いにくいラップをキチンと歌い上げていて1曲1曲の完成度はとても高く安定してます。
ですが、一つのキャラのVerseだけを掻い摘んで聴いていくと「おや?なんかこれとこれ全然違うぞ?」ということが良くあります。そうなんです、作詞が固定じゃない為ヘッズから見ると微妙なばらつきや違和感を感じるんです。
例えば先日試聴版が公開された「Battle Battle Battle」これはシブヤ対シンジュクのバトルの曲ですが、6人全員分KEN THE 390さんが作詞しています。ですが彼は6人の中でソロ曲などには全く関与していません。なのでそこと比べるとやはり違和感を感じます。
また、KEN THE 390さん自体のクセも感じるのでどうしてもキャラクターのラップという見方でなく、KEN THE 390さんのラップという見方をしてしまいます。
他にもヨコハマディビジョンの毒島メイソン理鶯というキャラのソロ曲はUZIさんが担当しててかなり韻の固い曲になってますが、他のVerseはあまり踏んでないのでそこも違和感を感じます。
同じくヨコハマのリーダー碧棺左馬刻のソロ曲はサイプレス上野さんが作詞してるんですが、もはやサイプレス上野さん。サイプレス上野さんっぽいとかじゃなくてサイプレス上野さん。キャラクターとして見れない感じがします。
こういった点に関しては本当に早めにキャラと作詞を固定して欲しいですね...
このように長所も短所も混在するヒプマイというコンテンツ。初めての事尽くしなので運営も手探りでの展開だと思いますが、とりあえず俺は曲が良ければ着いていきます!
とはいえ一ファンとしての要望もあるので、そこをここにちょっとばかり書いていきます。
今後の期待
1.アニメや漫画化
やはりこれですね。アニメや漫画のようにビジュアルが可視化された状態でのストーリーの展開。めっちゃ見たいです。
2.ディビジョンやキャラの増加
1人のキャラを色んなラッパーに担当させるよりキャラを増やしてそのキャラの担当として新たにオファーを出して欲しいです。
先程も言った通り初めて尽くしのコンテンツ。大変かも知れませんが逆に言えば新境地開拓の大チャンスです。これはネットラップヘッズにとってもチャンスです。何故ならこれが流行ればラップそのものの人気もあがりネットラップへの多少の流入だって考えられます。しかも殆どカラオケに上がらないネットラップと違いこっちは100%カラオケに出ます。カラオケ好きだけど歌える曲が少ないネットラップヘッズは一度聴いてみてください。ハマれば歌える曲爆増しますから!
とまぁ、まだまだ書きたいことはありますが今回はこの辺で締めくくりたいと思います。